花粉症の目のかゆみを抑えるのに使える蒸留水

花粉症になると2月から5、6月くらいまでくしゃみ鼻水鼻づまりでつらく、あたたかな春の日差しに誘われ外へ出掛けたもののまったく楽しめないって人も多いと思います。ほかに目のかゆみや涙で目の周りの皮膚に炎症を起こしたり、アレルギー性結膜炎になったりすることもあります。病院へ行けば目薬を処方してくれますが、皮膚にしみて痛かったり、薬は使いたくない場合はどうすればよいでしょうか。ナチュラルケアといえばアロマを使用するのでしょうか。

アロマではなくてハーブウォーター

前回花粉症にはクレイパックがおススメですよとクレイを紹介させていただきましたが、ゆっくり時間を取れるときには非常によい方法ですが、すぐに目のかゆみをなんとかしたいときや目やにがでて困っているとときにおススメなのが手軽にできるコットンパックです。

そしてコットンパックにはアロマ(精油)ではなくハーブウォーターを使います。なぜアロマではないのか?それは精油は非常に成分が高濃度のものだからです。使用する際は希釈して使いますので少し手間がかかります。また粘膜に使用しないほうがよいので目の周りでの使用はオススメしません。精油の代わりにハーブウォーターを使用します。それではハーブウォーターとはどのようなものか見ていきましょう。

ハーブウォーターとは

ハーブウォーターとは精油を抽出する際に出る副産物といわれるもので、いわゆる芳香蒸留水のことを言います。今でこそ精油の副産物とされていますがその歴史は古く数千年も前から存在していました。古代エジプトでは錬金術師や司祭などに珍重されておりました。また花を蒸留したローズウォーターは洗眼用としても使われていたそうです。

ハーブウォーターはアルコールを含まず微量の精油成分が溶け込んだ植物の香りを持つお水で、作用が穏やかで安全性が高く、禁忌が少ないので希釈することなくそのまま使うことができます。また弱酸性なので肌なじみがよくそのまま化粧水としてお肌に使うことができます。赤ちゃんに使用することもできます。

コットンパック方法

コットを2枚用意します。コットンをお水に浸し軽く絞ります。コットンに数回ハーブウォーターを吹きかけ目の上にのせます。5分ほど経ったら目頭を軽く押さえ優しく目じりの方へスライドさせながら外します。なかなか目のかゆみが収まらない場合は新しいコットンを用意してハーブウォーターをしみこませ目を軽く押さえて拭いて下さい。
お水は精製水が望ましいですがなければ水道水でも可。水道水を使いたくない場合はハーブウォーターを直接コットに十分な量をしみこませてください。

おすすめはラベンダーウォーター・コーンフラワーウォーター・ローズウォーター

さまざまな使用例

  • エアーフレッシュナー お部屋の浄化に:ラベンダーウォーター・ティトリーウォーター・ペパーミントウォーター
  • ヘアスプレー 髪の毛の寝ぐせ直しや艶出しに:ローズマリーウォーター
  • ボディスプレー 日焼けした後のお肌に:ラベンダーウォーター・ペパーミントウォーター・メリッサウォーター
  • 赤ちゃんのおむつかぶれ :ラベンダーウォーター
  • リネンウォーター アイロン時やカーテン、シーツの吹きかけに:リンデンウォーター・イランイランウォーター

クレイパックのお水として使用するのもよいでしょう。

*注意*

ハーブウォーターはメーカーによってはあらかじめ防腐剤が入っているものもあるので購入の際は気をつけましょう。